13世紀、Ibn Sahulaというユダヤ人がMeshal Haqadmoniという動物のおとぎ話を書きました。その本には道徳的な話や諷刺が含まれています。写本のこのページの絵はその作品から取られています。Raphael Loewe教授による英語訳が2005年にLittmann Libraryから出版されました。

Folio 311b

数ページ前(folio 309)の絵を描いた芸術家が、「狼と狐の絵。熊がその前を通る。」という説明文を記しています。

Folio 312

左側のページ(folio 312)には、二つの絵が見られます。一つ目は「塀の後ろに2匹の動物がいる中、いつものように住みかに座っている狼」という絵で、兎たちは狼と狐が話している様子をうかがっています。狐に関する説明はありません。小屋などの建物の特徴が細かく描写されており、15世紀後半に(イタリアの)ロンバルディア地方で描かれた絵(例えば Bonifacio Bemboの作品)によく見られる建物などと比較することができます。二つ目は「罪を犯した狐を処刑する熊」という絵です。頭から血を流す狐は少し驚いているように見えます。熊と狐の表情によって、この場面の残酷さが和らげられています。