ヘブライ人たちの逃走

これは、連続して描かれた八つの物語の中に含まれており、68番目のフォリオの裏面で始まり、終わっています。

『出エジプト記』14章15節から21節に関するTargumには、紅海が12部族の歩む12の道に分かれた話があります。道は同心の半円型を形成しています。ヘブライ人たちはエジプト (左上)から入り、シュルの荒野 (左下)に去っていく様が描かれています。ドゥラエウロポス・シナゴーグ(ユダヤ教寺院)の中にも、この描写があり、サラエボのHaggadah (fol. 28r)やキリスト教芸術においても見られます。29節に対するArragelの註釈では、12の道の出現は紅海の横断中に起こった5つ目の奇跡として引用されています。